保護犬についてのお話し

最近、テレビの動物番組でよく取り上げられている保護犬。
皆さまは、保健所より引き取って助け出された子達…という認識かもしれません。

でも、実際はそれだけではありません。
繁殖犬というのをご存知でしょうか?

ペットショップにいる可愛い子犬や子猫。この子たちのお母さんのこと。

このお母さんは、子供を産むためだけに生かされているのです。自由に走り回る事は勿論。満足な食事やお手入れなど無く。必要最低限に生きていられる事しかしてもらえません。

そのようなお母さん達を、助けている保護団体。勿論、このような劣悪な環境にいたお母さんは、ほぼ健康な子ではありません。それでも、保護団体の方達は懸命な治療をして、新しい家族へと送り出しています。


このホームページをご覧になっている方は、ペットを飼われているかと思います。もし。もう1匹飼いたいな…と思われるのであれば。絶対にペットショップに足を運ばないで下さい。そして、保護されている子達に少しでも目を向けていただけたらと…。





保健所より保護されない子達

 

 

犬を捨てる飼い主がいるからです。
 環境省が発表した犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(平成28年度)を調べると、迷子になった末殺処分される犬のほか、飼い主が行政機関に持ち込むことによって殺処分される犬が、かなりの数に上ることがわかります。
 まず平成28年度、行政に引き取られた犬がどのような運命をたどったかを見てみましょう。 平成28年度における引き取り犬の運命内訳

  • 殺処分 「殺処分」(さつしょぶん)とは文字通り炭酸ガスなどで人為的に犬を殺すことで、10,424頭(25.3%)です。
  • 譲渡 「譲渡」(じょうと)とは新しい飼い主に引き取られることで、17,646頭(42.9%)です。
  • 返還 「返還」(へんかん)とは迷子犬が飼い主の元へ戻ることで12,854頭(31.2%)です。

 このように、平成28年の1年間で10,424頭の犬が殺処分されたことがわかります。ではこのうち、「飼い主の飼育放棄」が原因の殺処分は、一体どのくらいの割合を占めるのでしょうか?同じく環境省が発表した犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況を見てみると、以下のようなデータを拾うことができます。 飼い主からの引取り犬数と所有者不明の引き取り犬数の割合グラフ(平成28年度)

 平成28年度に引き取られた犬41,175頭のうち、4,663頭が飼い主からの引き取り、すなわち「飼育放棄」による引取りと言うことになります。これは全体の11.3%に相当する数字です。
 この11.3%という持ち込みの割合を、先ほど見た同年度の殺処分数10,424頭に当てはめて単純計算してみましょう。すると、飼い主の飼育放棄による殺処分数が1,178頭ということになります。この数字は必ずしも正確ではありませんが、飼い主の無責任さが原因で殺された犬の数が、概数で1,200頭に達するということはイメージできるでしょう。

 冒頭で「犬の殺処分はなぜ行われるのか?」という問いに対し、「犬を捨てる飼い主がいるから」と答えました。上で示したように具体的な数字と共に考察していくと、やはりそう言わざるを得ない現状が見えてきます。ではなぜ飼い主たちは、いとも簡単に犬を捨ててしまうのでしょうか?

飼い主が犬を捨てる理由
  • 引越し先がペット禁止なので
  • 犬が大きくなって可愛くなくなったから
  • 予定外の出産で、たくさん子犬が産まれてしまったから
  • 面白半分で繁殖したけど、子犬のもらい手がいないから
  • 言うことを聞かず、うるさいだけだから
  • 経済的に余裕がないから
  • 老犬の介護がしんどくて
  • ブリーダーをやめたので、犬たちが用済みになったから
  • 夏休みで長期の旅行に行くから
  • 思っていたより臭いから
  • 飼い主が他界して面倒を見る人がいないから

などがよくある理由ですが、どの理由をとっても、飼い主の側に知識や予測さえあれば防げるものばかりです。つまり犬や猫を捨てることに元来理由などなく、捨て犬・捨て猫とは飼い主の無責任と無知の代償を、犬や猫に押し付ける行為なのです。

犬の殺処分はどこで行われるのか?

各都道府県の動物愛護センター、及び保健所です。
語感とは裏腹に、動物愛護センターでは動物を処分することが主要な仕事になっています。  「動物愛護センター」と聞くと、捨てられた犬や猫を保護して愛護してくれる施設だと思いがちです。 しかし実際は動物愛護センターとは一定期間捨て犬や捨て猫を保護した後、殺処分する施設という側面を持っているのが現実です。
 保護された犬や猫は、原則として3日以内に飼い主から返還要求が出されない限り、殺処分されます。具体的な日数は自治体によってまちまちですが、犬・猫の引取り等の業務内の「保管期間」という項目を見れば分かります。捨て犬や捨て猫を殺すための設備、死体を焼却するための燃料費、及び殺処分に要する人件費は全て税金でまかなわれます。私たちが一生懸命働いて稼いだお金が、一部の自己中心的な飼い主のために浪費されているとのが現状です。
 2015年10月に発行された「アエラNo.44」(朝日新聞社)内の記事「年2万匹死ぬ流通の闇」(P62)によって、1年間に売買される犬や猫のうち、流通過程で死んでしまう数が「23,181頭」という膨大な数に達することが明らかになりました。これは殺処分問題に匹敵するくらい深刻な問題です。
 元データとなったのは、2013年9月に施行された改正動物愛護法により、ペット関連業者に提出が義務付けられた「犬猫等販売業者定期報告届出書」。この届出書の内容を2013年度(2013.9~2014.3)と2014年度(2014.4~2015.3)という区分で独自に集計したところ、以下のような実態が明らかになったと言います。
犬猫の流通数と死亡数
  • 2013年度・犬の流通数=37,0894匹
    ・猫の流通数=72,569匹
    ・流通過程での犬猫死亡数=17,038匹
    ※年度の途中で法が施行されたため実数は少ない。
  • 2014年度・犬の流通数=617,009匹
    ・猫の流通数=133,554匹
    ・流通過程での犬猫死亡数=23,181匹
 「犬猫等販売業者定期報告届出書」に死因については報告義務がないため、2万匹を超える犬や猫たちが一体どのような理由で死に至ったのかはわかりません。しかし2014年度の犬の流通死亡数「18,517頭」と、データとして最も時間的に近い平成25年度(2013.4~2014.3)における行政の犬殺処分数「28,570頭」を比較してみると、その数がいかに異常かがお分かりいただけるでしょう。こうした死亡数を押し上げている原因は、オークションを経由して、まるで野菜のように次から次へとペットショップに犬を送り出している日本のペット産業です。 日本のペット産業平成25年度の行政殺処分数と、2014年度における流通過程の犬死亡数比較グラフ

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犬の殺処分はどうしたら減らせるのか?

一人ひとりが意識を持つことです。
 犬猫殺処分数の約2割を占める飼育放棄に関しては、一人ひとりの自覚を高めることで、今すぐにでも減らすことができるはずです。また迷子予防や繁殖制限など、飼い主の側でできる実際的かつ効果的な方法はたくさんあります。具体的には以下のような方法です。
殺処分減少のために・目次

まずは現実を知ること

 毛皮産業の実態を知ることで毛皮に対する見方が変わるのと同じように、殺処分の実態を知ることで「ペットを飼う」ということに対する見方が変わるはずです。まずは目をそむけず、殺される動物たちの現実を知ることが最初のステップになります。
今すぐできること

命あるものを衝動買いしない

犬や猫は衝動買いの対象になるような”物”じゃない  平成20年6月に公正取引委員会事務総局が公表した「ペット(犬・猫)の取引における表示に関する実態調査報告書」によると、ペットと出会って24時間の内に衝動的に購入してしまう人の割合は、およそ13.5%と推計されています。しかし、こういう衝動買いをした人の一部には、「鳴き声がうるさくて…」とか「うんちをトイレにしてくれない…」とか「赤ちゃんが生まれたので…」など、言い訳にもならないようなことを理由にして、飼育放棄してしまう人がいます。
 飼う際に必要な様々な条件、飼育費用、犬の問題行動、老化などの現実的な負担を、たった1日で全てシミュレーションしきることなどできません。自分がペットを飼うにしても、友人知人が飼うにしても、まずは条件が整うまで飼わないという自制心が重要です。
今すぐできること

迎え入れるなら保護施設から

 ペットを飼いたいと思ったとき、まず真っ先に「ペットショップ」が思い浮かんでしまうのが現状だと思います。ショップの代わりに「動物愛護センター」や「保健所」が真っ先に来るようにしなければ殺処分数はなかなか減らないでしょう。
ドイツ・ベルリンにある犬猫の終生保護施設「ティアハイム」(tierheim)  「ドイツの犬はなぜ吠えない」(平凡社新書)によると、ドイツの「西ドイツ放送協会」では、犬の里親を探すテレビ番組があり、ドイツ全国に推定500~700あるといわれる「ティアーハイム」(tierheim直訳すれば動物の家)では、保護された犬が終生飼養され、随時里親を受付中だといいます。そして国民の多くも、当たり前のようにこうした保護施設に真っ先に足を運び、当たり前のように寄付をするというスタイルができあがっているそうです。
 日本の動物愛護センターも、独自のホームページを開設したり動物愛護週間(9月20日~26日)などを設けて告知に努めていますが、まだまだ認知度が足りません。犬や猫を飼いたいと思ったら、まずは保護施設から引き取るという選択肢を思い浮かべ、またこれからペットを飼おうとしている友人知人にも、こうした施設の存在を告知してあげることが、殺処分数を減らすことにつながるでしょう。
今すぐできること

飼ったら迷子にしない

 毎年全国では数万頭に及ぶ犬たちが迷子犬として保護されています。犬が迷子になる理由としては、雷や花火に驚いて逃げ出した、散歩や旅行先でいなくなった、ドアや門の隙間から逃げ出したなどのほか、放し飼いにしていたらいなくなった、という悪質なものもあります。
 まずは迷子にしないことが重要ですが、万が一犬が迷子になったときに備え、迷子札やマイクロチップなどを装着しておくことも同じくらい重要です。迷子で収容された犬の多くは、収容期間内に飼い主と再会することができません。こうした迷子犬の数を減らすことが、殺処分数を減らすことにつながるでしょう。 犬と猫の迷子予防のための迷子札やマイクロチップ
今すぐできること

飼ったら捨てない

 一度飼うことを決めた犬猫を捨ててしまうには、幾つかの理由があると思われます。迎え入れる前のシミュレーション不足、飽き、犬の問題行動、うまくいかないしつけから感じられる自分自身の無力感、費用、介護、犬アレルギーなど色々です。また近年は高齢者による飼育放棄が増加し、東京都福祉保健局が急遽「ペットと暮らすシニア世代の方へ」というパンフレットを作成・公開するという事態にまで発展しています。
 欲しいときに欲しい情報がすぐに手に入るという状況が、飼育放棄に歯止めを掛けてくれるのなら、以下のページがいくらか役に立つでしょう。
今すぐできること

安易に増やさない

 犬の殺処分を減らすためには、そもそも飼育される見込みのない子犬や子猫を増やさないことが重要です。
飼い主による飼育放棄数の内、約9%は子犬が占めている  環境省が公開している犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(平成28年度)によると、平成28年度における犬の飼育放棄数(飼い主からの引き取り数)は、全国合計で4,663頭となっています。そしてその内の9.3%に相当する435頭までもが離乳前の子犬だといいます。各自治体が譲渡会などで里親を探してはいるものの、こうした子犬の全てに貰い手がつくはずもなく、大多数が殺処分という憂き目に遭うのが現状です。
 行政に引き取られる子犬の数を減らし、殺処分に歯止めを掛けるためには、まず飼い犬に不妊手術を施しておくことが重要です。これだけで確実に不測の妊娠を予防することができます。また「バックヤードブリーダー」に対し、動物愛護法を中心とした法律によって規制をかけることも重要でしょう。「バックヤードブリーダー」とは、生まれてくる全ての子犬や子猫の飼育を保証できないにもかかわらず、暇つぶしや興味本位で繁殖に手を染める人のことです。
今すぐできること

ボランティア・寄付をする

 「ボランティア」という形で労働力を提供したり、「寄付」という形で金銭や物品を提供することで、犬や猫の殺処分数を減らすことができます。
 近年は「認定NPO法人制度」や「ふるさと納税制度」といった新しいシステムが誕生したことにより、犬や猫の保護活動を行っている団体に寄付をすることで、自分自身の節税にもなるという新たな流れができあがりました。有名なところでは、広島県神石高原町が「ふるさと納税」を通じて数億円の寄付金を集め、「ピースワンコ・ジャパン」の活動資金になったという例があります。ボランティアという形で保護活動の前線に行くことも、寄付という形で後方支援することも、犬や猫の殺処分低下のためには重要な要素です。詳細は姉妹サイト「子猫のへや」内にある以下のページにまとめてありますのでご参照ください。
今すぐできること

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犬の殺処分の現状と今後

 環境省が公開している犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況内の引き取り数、殺処分数、譲渡数データを見てみると、少しずつではありますが、殺処分数が減って譲渡+返還数が増えつつあることを確認できます。
犬の殺処分数と譲渡数
犬の引き取り数・譲渡数・殺処分数の年次推移 今後この殺処分数をさらに減らし、限りなくゼロに近づけるため、環境省では「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」というサイトを立ち上げ、地方における取り組みを随時紹介するようになりました。私たちも、一人ひとりが「ノーキル」(No-Kill)という目標に向かい、以下に挙げるような問題に取り組んでいくことが重要となってくるでしょう。
殺処分に関連する問題点

*子犬の部屋さまより転記させていただきました。

 

 

 

            

愛ペット家の方たちにも知って見て欲しい動画

かなり観覧制限あります。ヘビーです。でも、これが私たち人間のしていることです。

飼育放棄して、そのペットの末路。

ペットショップの生態販売の問題も色々ありますが、この問題は一個人がどーこー言って解決できる事ではありません。

でも、飼育放棄なら。飼い主様がペットのことで、思い悩んでしまった時に。ちょっと相談できる場所があれば。

この動画の子達のようにならなくて済むかもしれない。

この子達を無駄死にさせたくないです。飼育放棄はあってはならない行為です。